伊豆最古の温泉場として栄えてきた修善寺には、かつて河原沿いに7つの外湯があり、それぞれが浴客で賑わっていました。しかし昭和20年代には『独鈷(とっこ)の湯』だけとなり、往時を偲ばせるのみとなってしまいました。
そこで再びお客さまに外湯めぐりをしてもらい、大いに温泉を楽しんでいただこうと、高さ12mの仰空楼(望楼)を併設する外湯『筥湯(はこゆ)』がオープンしました。
『筥湯』とはその昔、鎌倉幕府二代将軍源頼家が入浴していたという伝説の温泉です。(檜造り)
今流行りの日帰り入浴施設とは異なり、内風呂のみで、極めてシンプルですが、溢れる温泉に檜の香りがいっぱい・・・。
晴れた日には、天窓から光のシャワーがキラキラと降り注ぎます。
ゆったり のんびりと温泉情緒をお楽しみ下さい。
手消毒と検温のご協力をお願いいたします。。
●入場無料
筥湯に隣接する仰空楼は修善寺の温泉場が見渡せる展望台です。
修善寺を愛した文豪・夏目漱石の漢詩にちなむもので、その漢詩は修善寺自然公園の夏目漱石文学碑の碑文にもなっています。
『仰臥 人唖の如く 黙然 大空を看る 大空 雲動かず 終日 杳かに相同じ』
夏目漱石の漢詩
修善寺温泉のシンボル「独鈷の湯」前のポケットパークが整備され、その一角に足湯が設置されました。この足湯付近には、その昔「河原湯」があり、共同浴場として地域住民や観光客に親しまれていました。
このことから、この足湯を「河原湯」と命名しました。
散策の途中で河原湯で一休み。 桂川のせせらぎを聴きながらお愉しみ下さい。
●ご利用は無料です。1度に6名ご利用いただけます。