実際、源義経が修善寺を訪れたという資料等はないのですが、修善寺と言えば、義経の甥である源頼家、義経の兄である源範頼、そして義姉である北条政子らのゆかりの地であります。
その一族の中で非常に人気のある義経の像を作ったのではないかと思われます。
義経像がある*鹿山は当時は菊屋旅館の公園で、大正時代末期に菊屋旅館のご主人が、修善寺温泉に滞在中の彫刻家へお願いして天城山中から運んだ軽石に彫って頂いたそうです。
芸術を愛好されていたご主人との事ですので、お客様をもてなす為に像の製作を依頼されたのかな、と思われます。
(*現在鹿山は伊豆市の管轄です)
▲鎌倉の方角を見ている修善寺の義経像
▲義経像横の看板