指月殿の奥の鹿山を登ると、『岩谷観音とおしゃぶり婆さん』の石像があります。
昔々、子供ができなくて悩んでいた夫婦が、山の中でおばあさんの石像に出会い、この石像の優しい表情になぜか心惹かれ、「どうぞ私達に子宝を授けてください」と一心に祈ったところ、本当に珠のような子供を授かり、きっとこの石像が願いを叶えてくれたに違いない、と大変喜んだそうです。このことから、赤ん坊が口にするおしゃぶりにちなんでこの名前で呼ばれ、今でも子宝祈願に訪れる方があります。
登り口の目印が、指月殿の側にありますので、そこから山へ。
案内板には350mと書かれていますが、体感としては350mよりずっと長く感じます。山道で傾斜がかなりありますので、履き慣れた靴で、足元に気をつけて登って下さい。
途中で、本当にこの道で良いのか心配になりますが、分かれ道には案内板がありますし、ほぼ1本道なので信じて登って下さい。
(※一人で登ると途中で心細くなります、お友達やご家族と一緒に行かれることをお勧めします。)
鹿山の山頂付近に、岩をくり抜いて中に観音様と石像を安置した祠があります。
以下、案内板から。